2007年11月22日 11:23

厚生労働省の独立行政法人『労働大学校』から我が社を視察に

我が社の採用状況にについて、色々お聞きになっていました。過去3年間に17名の採用に驚かれていました。しかも、その殆んどがハローワークを上手く利用していることから、監督官庁である厚生労働省から調査指示が出たようです。ある意味、名誉なことです。
レクチャーの中身は大まかに以下の通りでした。
1.求人手段はどんな機関を利用しているか
2.ハローワークへの要望はあるか
3.ハローワークの知られていない機能の説明
大手企業の凄まじい青田刈りの復活で、中小企業の求人難が起きているようです。そんな中で、Webや民間の求人媒体を利用せず、ハローワークや学校訪問で、平均勤続年数11.6年の定着率を驚かれていました。
生意気なことを2、3言っておきました。
『内は顧客第一より前に社員第一です。社員が満足せずに顧客第一なんて、絵に描いた餅です。その一つが委員会制度です。行き帰りを含めると、1日の3分の2を費やす企業生活に“生き甲斐、遣り甲斐”が無くて、満足などありえない。仕事で全て判断していたら、人の長所は見つかりません。企業は常に活性化していなければいけません。“勉強できんでも走り一番の人も評価する会社にならんとあかん”が私の持論です。』
『ハローワークは求職者主導で(探している人任せ)、適職をリードしてあげていない。人の人生に関わる仕事だと思うが、お役所仕事になりすぎてませんか?我が社に面接来る人は3、4社転々としています。その殆んどが、自分の長所、適職を知りません。ここをリードしてあげて欲しい。』
『教育者や親は「良い学校、良い会社」を一義に上げ、働き甲斐、生き甲斐を前面にしていません。これらの現実にメスを入れて欲しい。でないと、中小企業はいつまでも求人難が解消しない。』
話を聞くと、これらの問題は監督官庁でも論議になっており、それらを実行する手段は出来ているそうです。ところが、忙しいという理由で使っている人は一部に止まっているそうです。だから、今回の天彦視察になったようです。
帰りがけ、『みんな活き活きしておられますねー』と言っていただいたことが、今回の何よりのお土産でした。


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