2012年03月12日 16:09

私の中の3.11

3.11から1年
夫々が夫々に感慨を新たにした日でもある
朝刊を手にトイレに
全面震災絡みの紙面
100人ほどの顔写真とその家族のコメント
何時の間にか
声を出して泣いている自分に気が付く
扉の向こうで洗濯をしている家内
流石に、何も言わなかった

昨年7月に行った仙台空港近くのゆりあげ漁港が目に浮かんだ
がれきがれきや車
国道にあった漁船
小学校の校庭あった3隻の漁船
ゴーストタウン化していた町
バーコードのような松並木


明けて12日今日
あの時お世話になったタクシーのNさんに電話しました
どうしても声が聴きたかったのと
その後の様子が聞きたかった
直ぐに出られた
元気な声で、もう私と分かってたようで
『いやーご無沙汰しております
「こちらこそ、昨日電話しようと思いましたが、行事があるかと、今日に
『ありがとうございます
しばらく間が空いて・・・・
『社長さん、私はもうタクシーに乗ってないんです。去年の10月に尿道血栓の手術をしまして・・・・』「えーっ!大丈夫ですか?
術後の経過も良かったみたいでほっとしましたが
恐らくストレスからきたのではと・・・・

『タクシーは辞めたんですが、携帯電話には当時のお客さんから電話が着ます』
「へーっ?どうされるのですか?」
『そのほとんどの方が障害をお持ちなんです。普通にタクシーを呼べないんです。
私でないと困られるんです。だから、自家用車で行ってあげるんです。


通院中の自分なのに
職業運転手じゃないのに
高齢なのに
世のため、人のためが
理屈なく行動しているNさん

仙台に行く機会があると思うので、必ず電話します

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