2008年10月20日 13:16

学校へ配布されます

数ヶ月前に『NPO法人 日本教育開発協会』から、東海バネ工業の渡辺社長の紹介と言うことで取材に来られました。すっかり忘れていましたが、記事が出来たと送られていました。
今回は、中学、高校、大学へと配布されるようです。
以下、記事の紹介です。

株式会社天彦産業 (社長)  樋口 友夫 さん
メッセージ「何が自分の幸せを決めるか 考えてみよう」
いい学校、いい会社にいくことで、その人の幸せは決まりません。
勉強という一つのモノサシで、勝手に順番をつけられて落ち込むより
自分が本当に好きなこと、得意なことを見つけて、それを自分の幸せや
周りの人の幸せにつなげることを考えるほうが幸せになれると思います。



〜3つのハッピー〜
私たちの会社では「3H」というのも大切にしようと言っています。「3H」とは何かというと、「3つのHappy(ハッピー、幸せ)」という意味です。   1つ目は「自分の幸せ」、2つ目が「家族の幸せ」、そして3つ目が「会社の幸せ」で、この順番にも意味があります。
多くの人は「会社の幸を一番大切にしよう。」と言いますよね。会社の面接でも、「この会社のために」という人は多いですが、心からそう思っているかというと、違うのではないかと思うんです。

〜自分や家族を大切にするからがんばれる〜
そんなに大きくない会社で、形だけのことを言っていてもしかたないですし、まずは「自分が幸せだ」と感じられるような場所になればその場所を大切にできるのではないかと思うんですね。
そして、その次に家を大切にして、仕事がしっかりできるようになり、そうしてようやく会社が良くなっていくのではないでしょうか。
あるとき、「来週が子どもの入学式なので、休みが取れないでしょうか?」という社員がいたのですが、そのとき別の社員が「平日なんやから休めるわけがないやろ。」と、いっていたんですね。そのときに「自分の会社は一生に一度しかない入学式にも行かせてあげられない会社なのか」と思ったんです。
今では、入学式や授業参観などの行事は全部行ってもらっています。自分たちが子どものころも、親がきてくれたらうれしかったですからね。そうして社員やその家族が幸せになって、ようやく、会社のことに力をあわせて頑張れるんじゃないかと思います。
 〜自分に自信がなかった〜
私は6人兄弟の末っ子で、兄や姉はみんな勉強でトップを取っていたのですが、私は全然勉強ができなかったんです。それで小さいころからずっと自分に自信を持てずにいました。
ただ、昔から遠足のバスの中でモノマネをしたり、人前で何かをするのは得意でした。働くようになってから、たまたまお客さんが集まっている中で芸をすることになったのですが、そのときお客さんにととても喜んでもらったんです。そのときからなのかは分かりませんが、自分の得意なことを生かすということに、今では自信を持てるようになりました。

〜幸せに働くことが始まり〜
私の会社で働いてもらう人も、勉強ができなくても何か得意なことを持っていてくれたらいいと思っています。今の社会では、テストや受験など、勉強ができるかできないかでその人を判断してしまうことが多いと思います。でも、自分の得意なことも分からないのに、勉強だけを見られて「負けた」と思ってしまう。それでは自分を好きになれないし、もったいないんじゃないかと思うんです。
会社も同じで、まずは「ここなら幸せに働くことができる」と思えるかどうかが大切です。そうしたらお客さんのことも大切にできると思います。
だから、この会社では、自分の得意なことも大切にしながら幸せに働いてもらって、「おまえのところいいな。」、「変わってるけどうらやましい。」と言われるくらい、生き生きと働いてもらいたいんです。そしてそれが家族や周りにいる人に伝わっていくことで、少しでも社会がよくなってきたら、と思っています。
【NPO法人 日本教育開発協会】


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